HISTORY
うちわの歴史
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古代・戦国時代
古来うちわは「あおぐ」ためというよりは「はらう」「かざす」ためのものとして、儀式や縁起、祈願などに使用されていました。
その後時代によって変化してゆき、室町時代には竹骨と紙を素材とする現在の以下たちになったといわれています。
戦国時代には漆塗りの網代団扇や、薄い鉄板などを用いて堅固につくられた軍配団扇が武家の戦いの中で使用され、軍の指揮や一軍の、家紋を示すものであると同時に矢石を防ぐ武具としての機能も果たしました。
江戸時代・近代
一般大衆にも普及し、町民文化が花開くとともに涼をとるためや炊事など、日常生活の道具として広く利用されました。
そして明治時代には、その美しい図柄から外国人に高く評価され、盛んに外国に輸出されるようになりました。
その後、商品や様々なメッセージが織り込まれるようになり、実用面だけでなく広告媒体としても発展してきたのです。
現在
夏場を中心に涼をとる生活道具、花火大会など日本の風情を楽しむためのお洒落の小道具として、また広告媒体としても盛んに活用されています。変化に富んだデザインや団扇を通じての表現には創意工夫がなされています。
従来の”威儀を示す”道具から「あおぐ」「はらう」そして「たのしむ」道具へと時代を超えて変化し、暑中の贈答品として主要な地位を占めてきました。
現代における企業や商店が配る広告媒体・販促品としてのうちわもその流れを汲んでいます。